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平成19年12月19日
ヤンマーエネルギーシステム株式会社

「バイオガス」マイクロコージェネレーション本格発売について

 

ヤンマーエネルギーシステム株式会社(本社:大阪市北区・代表者:鈴木 岳人)は、1998年より、都市ガス・LPガスを燃料としたマイクロガスコージェネレーションシステム(以下マイクロコージェネ)を販売し、省エネルギー機器として高い評価を得てまいりましたが、昨年から従来の化石燃料に加え、バイオガスを燃料としたマイクロコージェネを新たに開発し、畜産施設や食品工場、温泉施設に試験的に納入してまいりました。

納入機器の耐久性・信頼性・性能において特に問題が無いことを確認いたしましたので、この度、社内プロジェクトチームを立上げ、本格的にバイオガスマイクロコージェネを販売いたします。


バイオガスマイクロコージェネは、廃棄物系のバイオガスや未利用のバイオガスを発電・熱供給に利用するシステムで、二酸化炭素の削減や、これまで廃棄していた未利用エネルギーの有効活用に大きく寄与できます。

ヤンマーエネルギーシステムでは、バイオガスマイクロコージェネを普及促進させ、2012年度には年間1,000台の市場導入を目指すとともに、二酸化炭素等の温室効果ガスの削減・地球温暖化防止に貢献してまいります。


■バイオガスマイクロコージェネ導入効果(1台設置、年間6,000時間運転時)

バイオガスマイクロコージェネを1台導入すると、電力購入+化石燃料使用の導入前に対して、年間約70トンの二酸化炭素の削減効果があります。

これは、杉の木を植林したことに換算すると、年間約5,000本分(東京ドーム約1.6個分の面積相当)に相当します。


【1,000台導入した場合の効果(年間6,000時間運転時)】
  1. 二酸化炭素の削減
    年間約7万トンの二酸化炭素削減効果があります。これは杉の木に換算して年間約500万本(東京ドームの約1,600個分、東京都千代田区の約6倍)の植林したことになります。
  2. 電力の創出
    年間6,000時間運転した場合、年間発電量は約14.5万MWhに相当します。これは一般家庭で約4万戸への電力供給が可能です。
  3. 温水(熱)の創出
    年間6000時間運転で、23万MWの熱を創出します。これは一般家庭の浴槽で年間約5300万杯分お湯を沸かす熱量に相当します。これを灯油ボイラーで沸かした場合、約25,000kL(18Lポリタンクで138万缶)必要となります。
  4. 二酸化炭素削減の経済的メリット
    国内での二酸化炭素排出量取引(2006年4月〜2007年8月)の実績では最高2500円/トン、最低900円/トン、平均1212円/トンで取引されています。平均価格で試算して7万トンの削減は、約8千5百万の経済効果を生み出します。

■対象市場

下水処理場、食品加工工場の残渣、畜産業者など廃棄物の処理にメタン発酵を行っている施設を考えています。これらの設備では廃棄物処理の際に副次的にバイオガスを発生しますが、バイオガスマイクロコージェネの設置で、「電気と熱」というエネルギーの高度利用化が図れます。

また、各地の温泉地も有望と考えています。温泉を掘る際に発生するガスを単なるボイラーでの使用や、余剰ガスを単に燃焼するだけではなく、「電気と熱」に置き換えれば、国産エネルギーの有効利用に繋がります。


バイオガスマイクロコージェネレーション仕様
50/60Hz

形式 CP25VB2-TM
(メタン濃度:80〜90%)
CP25VB2-TF
(メタン濃度:60〜70%)
定格出力 kW 25 25
周波数 Hz 50/60 50/60
相数・線数 三相3線式 三相3線式
定格電圧 200 200
効率 総合効率 % (LHV) 84.0 84.0
発電効率 % (LHV) 33.0 32.0
熱回収率 % (LHV) 51.0 52.0
外形寸法 高さ×幅×奥行き(mm) 2,010×1,990×800 2,010×1,990×800
質量 kg 1,225 1,225
運転音 dB(A) 62 62
ガス消費量 kW 38.7 40.6
消費電力 ファン停止時 kW 0.50/0.70 0.50/0.70
ファン運転時 kW 0.92/1.14 0.92/1.14
メンテナンスインターバル 時間 6,000 6,000

■バイオガスマイクロコージェネ外観写真

■バイオガスマイクロコージェネシステム例



■二酸化炭素排出量の算出について

温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル(H19.6月環境省・経済産業省)をベースに排出量を算定しました。

●購入電力の二酸化炭素排出量:0.000689tCO2/kwh
07年7月策定の系統電力削減によるCO2削減量算定ガイドラインの概要により、 系統電力削減によるCO2削減量は、マージナル係数(火力発電係数)を用いて算出
●ボイラのCO2排出量:0.0506tCO2/MJ
H17年度温室効果ガス排出算定方法検討会(第2回)参考資料2「エネルギー源別 炭素排出係数の妥当性と分析に基づいて算出
H17年度温室効果ガス排出算定方法検討会(第2回)参考資料2「エネルギー源別
炭素排出係数の妥当性と分析に基づいて算出
●マイクロコージェネCO2排出量
 <条件>

  1. 年間運転時間:6,000時間
  2. 発電出力:100%
  3. 排熱回収利用率:100%
  4. ボイラ効率:80%
  5. 燃料ガス消費によるCO2排出量:0.0510tCO2/MJ)
  6. H17年度温室効果ガス排出算定方法検討会(第2回)参考資料2「エネルギー源別炭素排出係数の妥当性と分析に基づいて算出


●杉の木1本あたりのCO2吸収量:14kg/本・年
※環境省・林野庁 地球温暖化防止のための緑の吸収源対策による 杉の植林密度700本/ha

※バイオガスマイクロコージェネとは

バイオガスや自噴ガス等、メタンが主成分のガス体エネルギーを燃料とした小型のコージェネレーションシステムです。バイオガスガスエンジンで発電機を駆動し、発電と同時に発生する熱を温水として回収するシステムで、入力エネルギーに対する電気と温水回収による総合効率は84%に達する省エネルギー機器で、二酸化炭素の削減に貢献します。

※バイオガスとは

家畜糞尿や生ゴミ、下水汚泥等の有機物で構成される生物資源(バイオマス)から、バクテリアの作用によって発生するメタンを主成分とするガスのことで、消化ガスともいいます。バイオマスは動植物から生まれた再生可能な有機性資源で、焼却等しても地球規模では大気中の二酸化炭素を増加させない、カーボンニュートラルな資源です。

※自噴ガス(温泉ガス)とは

温泉採掘時に発生する水溶性天然ガスや地中から湧き出る天然ガスの事で、生成的にはバイオガスと同様にメタンを主成分としたガスです。

詳しくは下記のSiteを参照ください
http://www.yanmar.co.jp/products/mgasc/biogas/index.html



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