4月の下旬~5月上旬のゴールデンウイークに、夏野菜のタネまきや苗の植え付けをしましょう。
タネまきや苗の植え付けをしてから1週間の管理が大切です。
できるだけ農園に出向いて、水やり、支柱立てなどこまめな管理をしましょう。
今回は、夏野菜のその後の管理とサツマイモの苗の植え付け、エダマメ、スイートコーンのタネまきについてお話しします。
|
|
花は摘み取らない |
|---|
2月下旬~3月上旬に植えたジャガイモは、4月の中旬には芽を伸ばし、5月に入るとつぼみがつきはじめ(着蕾期)、その後2週間で開花します。ジャガイモの花を摘み取るとイモが大きくなるという人もありますが、花を摘んでも収量にはほとんど影響がありません。むしろ、摘み取ったあとの傷口から病気が入りやすく、畝を踏み固めてしまいやすいので、花の摘み取りはやめて、花も眺めて楽しみましょう。
|
|
収穫は葉が70~80%倒れた頃 |
|---|
昨年10月に植えたタマネギの収穫時期の目安は、早生の品種で5月上旬、中生の品種で5月中旬~6月上旬、晩生の品種で5月下旬~6月中旬です。いずれも葉が70~80%ほど倒れた頃で、お天気のよい日を選んで収穫します。
|
|
良い苗を購入する |
|---|
苗の植え付け適期は、平均気温が20℃以上になる頃、5月中旬以降です。
茎が太く、わき芽(葉と茎のつけ根のところの芽)が出ている、適度の軟らかさがある、葉柄(葉についている茎)が短い、葉が広くて厚いものが良い苗です。さらに、長さが25~30cmで5節以上あり、葉が7枚以上ついているものを購入し、すぐに植え付けます。
植え方は、4節を土の深さ5cm程度のところに水平に埋め込みます。(水平植え)そのとき、苗全部を埋め込まないで、必ず苗の3分の1は地表に出しておきます。マルチ栽培の場合は、水平植えは少し難しいので、ななめに差し込むようにして植えます。(ななめ植え)
サツマイモは、窒素肥料や土中の水分が多すぎたり、通気の悪い土に植えると、芋が肥らず「つるぼけ」になりやすいといわれています。その畑で以前作っていた野菜の栽培状況を見ておき、肥料の残り具合を考えたり、マルチを張ったり、粘土質の土での栽培を避けるなどといった注意が必要です。
|
|
3本仕立てか4本仕立て |
|---|
ナスの整枝には、1番目の花が咲く主枝とその上から出る枝、それに1番目の花のすぐ下から出る枝の3本を伸ばして3本仕立てにする方法と、1番目の花が咲く主枝とその上から出る枝、さらにこれからの枝から出る側枝を1本ずつ伸ばす、4本仕立ての二つの方法があります。どちらの方法でも結構。
伸ばしたい枝の下から出るわき芽は順次摘み取ります。接ぎ木苗の場合は台木のわき芽も摘み取ることを忘れないようにしてください。
「親の意見となすびの花は、千に一つの無駄がない」といわれますがこれは間違いで、無駄花もできます。実が付く良い花は、メシベがオシベより飛び出ていますが、栄養状態の悪い花はメシベがオシベより引っ込んでいて、最終的には花ぶるいをして落ちてしまいます。
初期の生育をよくするためには、1番花を実らせることが大切です。しかし、定植後から6月下旬まではまだ夜温が低くて実りにくいので、3~5番花くらいまではホルモン処理(トマトトーン)をします。1~3番花くらいまでが順調に実ると株の具合が落ち着き、成りぐせがついて、その後のホルモン処理は必要ありません。処理の方法はトマトトーンをその時期の最高気温の5倍の濃度を目安に薄めて(例えば15℃なら75倍)、つぼみを含む花房全体に、霧吹きで噴霧します。噴霧する時に、枝の先端にホルモン剤がかかると、柳のような細葉が出ることがありますので、手で花房を包むようにして花房にだけたっぷりと噴霧します。なお、二度がけは禁物です。
1番花の実を、もったいないといってそのまま大きくすると株に負担がかかり、後の成長が悪くなるので、卵大の大きさになったときに、思い切って収穫します。
また、収穫が遅れて実が大きくなりすぎると、後の花つきも悪くなるので、適期がくればこまめに収穫しましょう。
|
|
主枝1本仕立て |
|---|
トマトは1段目の花が必ず実を結ばせます。
1段目の花が2~3個咲いたときが、ホルモン処理(トマトトーン)の適期です。
生長するにしたがって、葉のつけ根からわき芽が出ます。これを早めに摘み取り、主枝を1本だけ伸ばし1本仕立てにします。わき芽をいつまでも伸ばしておくと、光の透過や風通しが悪くなり病害虫の発生の原因になります。また、いらないわき芽に栄養がいき、実の肥大も遅れます。
後半の収量および秀品率をアップさせるためには、摘果することも大切です。多いときには1つの果房に10個くらいの実を付けるので、1段目と2段目の果房には3~4個、3段目以降の果房には5個くらい残し、あとは摘果してください。このとき、大きさがそろい形のよい実を残します。1株で25~30個程度の収穫を目標にします。
|
|
子づる、孫づるに実をつける |
|---|
キュウリは雄花と雌花が別々に咲く野菜です。親づるには飛び飛びにしか雌花がつきませんが、子づる、孫づるには第1節に必ず雌花がつきます。この雌花を育てるために、子づる、孫づるの第1節の次ぎに出る2枚の葉を残して摘心します。
親づるの株元から30cm程度の高さ(1~8節)までに出る子づると花は、早めに取り除くほうがしっかりとした株になります。
親づるに3割、子づる、孫づるに7割程度の実をつけ、1本の株で25本程度の収穫を目標にします。
|
|
5~6節で摘心 |
|---|
整枝は、親づるを5~6節で摘心し、子づるを4本伸ばします。子づるの4~5節と8~9節に雌花が付きますが、早くから実をつけると株の負担が大きくなり、生育が悪くなるので、4~5節の実は取り除き、8~9節につく実を太らせるようにします。
|
|
本葉5枚で摘心 |
|---|
本葉が5枚出たら親づるを摘心して子づるを4~5本伸ばします。子づるの6~9節にも実がつきますがこれは取り除き、子づるの16~20節前後につく実を太らせます。
早く実を付けると玉が小さく扁平果になりやすく、また、あまり遅くに実をつけると、玉が膨らみすぎて変形果、空洞果、裂果になります。大玉のスイカでは1株に2玉、小玉スイカでは1株に5玉程度の収穫をめざしましょう。
|
|
タネまきは5月上旬から |
|---|
4~5月にタネまきする場合には早生(わせ)品種を使い、6~7月にタネまきする場合には中生(なかて)か晩生(おくて)品種を使いますが、家庭菜園では作りやすい時期を選び、5月上旬にタネをまいて7~8月に収穫するとよいでしょう。
20~25cm間隔に2~3粒のタネをまき、2cmくらいの土をかぶせます。鳥害が心配なところでは、タネをまいたらカンレイシャ(寒冷紗)で覆い、本葉が出始めるとすぐに取り除きます。早生種ではタネまき後80~90日、中生種で90~100日で収穫できます。
|
|
最低20本以上育てる |
|---|
スイートコーンは、収穫したてのおいしさが最高なので、ぜひつくりたいものです。
発芽率がよく、秀品率、収量性、食味の良さを兼ね備えた品種を選ぶことです。でも、甘味の強い品種ほど種子内のでん粉質が少なく、発芽率が劣る傾向がありますので、やや多めにタネをまきます。収穫はタネをまいてから約85日前後です。
タネまきは5月上旬。30cm間隔に2~3粒まき、2cmくらい土をかぶせます。
発芽して本葉2~3枚の頃、元気な苗を1本残して他は抜き取ります。
スイートコーンは自株の雄穂で受粉することはほとんどなく、他の株の雄穂の花粉で受粉します(他花受粉)ので、1条に長く植えるより2条植え、さらに正方形に植えるほうが受粉しやすくよい実ができます。また、植える本数が多いほど受粉しやすいため、最低20本以上は植えるようにしましょう。











